みなさんこんにちは! イヤホンなどのガジェットのレビューをしている旅狼のレビュー小屋です!
今回ご紹介するのは、ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「Sony WF-1000XM6」です。
早速ぶっちゃけると、僕はソニーのイヤホンの音にあまり良いイメージを持っていませんでした。「ノイキャンと外音取り込みは最強かもしれないけれど、のっぺりとしたフラットな音」という印象がずっとあったのです。
ですので、WF-1000Xシリーズは今回のM6が初体験となるのですが、、、
今回、聴いてみて本当にビックリ…! 自分の中のソニーのイヤホンへの評価が一気に変わった一台となりました!!
そんなわけで、この記事は、3〜4万円の価格帯で完全ワイヤレスイヤホンを探している方、通勤電車やカフェで集中したい方、そして、旅行や出張に一台持って行くなら何が良いか知りたいといった方に向けて書いています。
評価する軸は、大きく分けると次の6つです。
・装着感
・音質
・ノイズキャンセリング
・外音取り込み
・通話性能
・操作性と機能性
ぜひ最後まで参考にしてみてくださいね!
今回の結論:人に一台だけ勧めるなら、これになります
先に結論をお伝えします。
ノイズキャンセリングと外音取り込みを第一に考えるのなら、僕はこのWF-1000XM6を一番にオススメします。
細かな話は後述しますが、やはりノイズキャンセリングと外音取り込みのクオリティは非常に高いです。それでいて、音質、機能の揃い方、価格などもしっかりと高いところで揃っていて、バランスも優れています。
現在のハイエンド機が4〜5万円台まで上がってきていることを考えると、この価格帯でこの中身というのは、むしろお買い得に見えてくるほど。
一方で、WF-1000XM6を”選ばない”理由も当然あるので、ここから各項目ごとにお話ししていこうと思います。
同封物とデザイン|個人的には好きだよ

まずは、箱を開けたところから。
イヤホン本体の他に付属しているのは、イヤーピース(XS・S・M・L 各2)、とUSB Type-Cケーブル、いつもの紙(取説)です。
イヤーピースはソニー独自のノイズアイソレーションイヤーピース、いわゆるフォーム型(ウレタン型)が4サイズ入っています。
賛否あるデザインについて
イヤホンケースについては、個人的には世間で言われているほどの不満はありませんでした。
発売直後、ネット上では「地味になった」「デザインが単調」といった声が目立っていた印象でした。確かに、マットでシンプルなケースは、主張が少なく、ぱっと見のっぺりとした印象です。
ただ、今回シルバーを買った僕からすると、デザイン面はまったく気になりませんでした。
確かに「高級感」はないのですが、別に安っぽい感じはなく、個人的には「落ち着いた上品なデザイン」という表現が一番近いと感じました。イヤホン本体も同様です。
大きさは「もう一回り小さければ完璧だったなぁ」とは感じます。とはいえ、今回新たに採用された縦長のスリムなデザインは収納面ではコンパクトに収まるので、個人的には高く評価したいです。
基本的なスペックも整理しておきます
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年2月27日 |
| 価格 | ソニーストアの定価 39,600円(税込) 2026年秋現在も同価格帯。 |
| カラー | ブラック/プラチナシルバー |
| 重量 | 約6.5g×2 |
| ドライバー | 8.4mmダイナミック(専用設計) |
| プロセッサー | 高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3e+統合プロセッサーV2 |
| マイク | 片側4基、合計8基 |
| 対応コーデック | SBC/AAC/LDAC/LC3 |
| Bluetooth | Ver.5.3(LE Audio、Auracast対応) |
| マルチポイント | 2台 |
| 連続再生 | 最大8時間(ANCオン)/最大12時間(ANCオフ)、ケース込みで最大24時間 |
| 充電方法 | USB Type-C/Qiワイヤレス充電、クイック充電対応 |
| 防滴 | IPX4(イヤホン本体のみ) |
ソニー公式によると、ノイズ低減量は前モデルのWF-1000XM5と比べて25%向上しており、「世界最高クラス」を謳っています。音づくりは、世界的なマスタリングエンジニア4名との共創でチューニングされたとのことです。
連続再生はノイズキャンセリングをオンにした状態で最大8時間、ケース込みで最大24時間。イヤホン本体だけではありますが、防滴はIPX4なので、汗や小雨くらいなら問題ありません。
充電はUSB Type-Cに加えてQiのワイヤレス充電にも対応しており、短時間の充電でも十分な再生時間を確保できるクイック充電が使えます。
WF-1000XM5からは、何が変わった?

「前のモデルを持っているけれど、買い替える価値はあるのか?」という方も多いと思うので、ソニーの説明をもとに、主な変更点を整理しておきます。
※冒頭でも書いたように、僕は今回のWF-1000XM6がソニーのイヤホンとしてちゃんと使う初めてのものなので、ここはあくまで公式が出している情報のまとめとさせていただきます。
いちばん大きな変化は、やはりノイズキャンセリングまわり。ノイズを拾うマイクが片耳3基から4基へ増えて合計8基になり、新しい高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3eは、前モデルのQN2eと比べて約3倍の処理速度を持っているとのこと。その結果が、先ほどの「ノイズ低減量25%向上」という数字につながっています。
装着まわりでは、本体幅が約11%スリムになり、耳と干渉しにくい形になりました。加えて新しい通気構造によって、自分の足音や咀嚼音が耳の中に響く「体内ノイズ」も抑えられているそうです。

接続面では、本体内のアンテナが約1.5倍に大型化。通話用のマイクも片側1基から2基へ増えています。アプリのイコライザーは、5バンドから10バンドへ拡張されました。
一方で、イヤホン単体の重量は約5.9gから約6.5gへ増えています。スリムになった=軽くなった、ではないのですね。バッテリーも、ノイズキャンセリングON時で本体最大8時間、ケース込み最大24時間と、前モデルから据え置きです。
装着感|フィット感は圧倒的。ただ……。

それでは実際にWF-1000XM6を使ってみた視点で、まずはイヤホンの装着感についてお話ししていきます。
フォーム型のイヤーピースを採用していることだけあって、”フィット感”は圧倒的に良いです。耳の中でイヤーピースがじわっと膨らんで、隙間を埋めてくれる感覚ですね。本当に文字通りにフィットしてくれて、ぽろっと落ちてしまいそうな不安もまったくありません。
ただ、フォーム型ゆえの心配と面倒も、同時にあります。
一つは耐久性です。ウレタンは消耗品なので、毎日使い続けたときにどのくらい保つのか、そこはなんとも言えないところ。
もう一つは、このフィット感を得るのに、いちいちイヤーピースをギュッとしてから耳に入れないといけないこと。これが思っていたより面倒でした。笑
もちろんギュッとしなくても普通に使えるのですが、やはりフィット感は変わる印象です。今まで僕は、フォーム型のイヤホンは家で音質重視のイヤホンを使うときにだけ使っていたので気にならなかったのですが、いざ毎日となると、、、意外とめんどい。笑笑
また、根本的にこのフォーム型イヤーピースを「しっかりと耳にフィットして入ってくれる」と捉えるか、「ギュッと入ってきて違和感がある」と感じるかが人によるところだとも感じました。「”フィット感”が良い」が、必ずしも「”装着感”が良い」になるわけではないというのが、個人的には今回の思わぬ発見でしたね。
なお、イヤーピースのサイズ選びは、音質にもノイズキャンセリングの効きにも直結します。専用アプリに装着状態を確認できる機能があるので、使い始めにここだけは一度やっておいたほうが良いです。付属は4サイズあるので、面倒でも全部試す価値はあると思いますよ。
上述の通りソニー公式としては、本体幅を約11%スリム化し、人間工学に基づいた形状にしたことで「長時間使用時も快適な装着感」を実現したと説明しています。
これを言ったらレビュー記事としては身も蓋もないですが、装着感については本当にその人次第ではあります。多分、フォーム型が合う方にとっては最高のフィット感だと思いますし、この装着感を「最高だ」と評価する人も絶対にいるとも思います。こればかりは「試聴してみて」というしかないのが、本当に申し訳ないところではあります。
音質|高解像度かつメリハリのあるサウンド

続いて音質について。
冒頭でもお話ししたように、僕はソニーのイヤホンの音は「良くも悪くものっぺりとしたフラットなもの」というイメージがあってずっと使ってきていなかったのですが、、、
ごめんなさい! 完全に食わず嫌いでした…!! めちゃくちゃ良い音でした。
ボーカルが前に出てきてくれる感じは個人的にはとても好みでしたし、何より明瞭さがとてもあって、一音一音を聞き取れる感覚があります。メリハリもあって、「綺麗かつ元気な音」というのが率直な感想です。
しかも、これはイコライザーを触らない状態での話です。低音の沈み込みも、楽器の音も、きちんとクリアに届いてくれます。
技術的な面では、振動板のエッジにノッチ形状を取り入れた専用設計の8.4mmドライバーと、新開発のQN3e、そして32bit処理に対応した統合プロセッサーV2という組み合わせが効いているのだと思います。
LDACにもDSEE Extremeにも対応しており(LDACは対応機種が手元にないので確認していません、すいません…)、「AIが自動で音質をスケールアップしてくれる」という機能である「DSEE Extreme」はオンにすると「比べると確かに、高音質のままよりノリ良く楽しく聴けるなぁ」という印象でした。ただ、明確に変わるわけではなく、「注意深く聞き分けると」とというレベルなのと、楽曲によっては全然変わらない印象なものもあります(特に昔の音楽ほど、変わらない気がしました)。
ただ、他の高音質イヤホンと比べると「スカスカな音」とも感じられなくもないのですよね。
明瞭で一音一音がはっきり分かれている、ということは、裏を返せば音の量感でぐっと押してくるタイプではない、ということでもあります。ここは人によって感じ方が変わるかもしれない注意ポイントです。
なので僕の感覚としては、このWF-1000XM6は「音質で選ぶイヤホン」というより、「高機能で、そのうえ音質も素晴らしいイヤホン」という立ち位置だと思っています。
なお、イコライザーが10バンドに増えているので、そのままの音が少し合わないと感じても自分の好みにかなり細かく寄せられますし、音楽を流しながら好きな音を選ぶことで自動でイコライザーを作ってくれる機能もあります。なので、「初めてイコライザーをつくります」という方でも、ここはぜひいじってみてほしいところですね!
映画やアニメ視聴ではこの明瞭さがめちゃくちゃ良き
一方、映画やドラマ、アニメなどの映像作品の視聴においては、この分離感・声が前に出てくるバランス感がめちゃくちゃ良い方向に働いてくれています。
元々の音作りがしっかりしているのでBGMや効果音の迫力は十分ですし、その後ろの音たちに声が埋もれないのが本当に素晴らしい。音が良いイヤホンって結構セリフが音に埋もれがちなのですが、WF-1000XM6ではそれをまったく感じませんでした。
そういう意味でも、やはりWF-1000XM6は「高性能イヤホン」という印象ですね。
ノイズキャンセリング|業界最高峰は伊達じゃあない
続いてノイズキャンセリング。やはりここが、WF-1000XM6最大の武器です。
今まで僕が使ってきた完全ワイヤレスイヤホンの中で、一番ノイキャン性能が高いイヤホンがこのWF-1000XM6となりました。
イヤーピースがフォーム型ということもあるのでしょうが、まずは根本的に物理的な遮音性が高い。そのうえで電子的なノイズキャンセリングが乗るので、音全体の遮音性が非常に高く、しかも消え方に違和感がありません。
音全体の遮音性が高すぎるせいか、人の声が目立って入ってくる気がするくらい。ただこれは「本当に粗探しをして気にしたら」というレベルなので、気にしなければ何の問題もありません。カフェで隣の会話を、聞こうと思って耳をすませば聞こえるかな、というくらいです。
ただ、気になる点が一つだけありまして、、、
それが、ホワイトノイズを感じる点。いや、ホワイトノイズというか、「なんか音が残っている感じ」なのかもしれません。それこそ、空調の「ファー」という音がちょっとだけ残っている感じと言いますか、うまく言えないのですが、静かな環境でノイキャンを使うと「音全体はほぼ完璧に消せているのに、なんかちょっと違和感がある」のです。
とはいえこれは、僕がこういったレビューをするので本当に注意深く聞いているため、というのがあるかもしれません。何より、他のレビュー記事ではほとんど触れられていないポイントなので、もしかしたら僕がハズレ個体を引いたのか、あるいは僕の耳との相性なのかもしれないのですが、、、一応、僕の手元の個体ではこう感じているのでお伝えします。
ちなみにこれ、音楽を流してしまえばまったく気になりません。気になるとすれば、静かな部屋で、耳栓代わりに無音で使いたいという方くらいだと思います。
外音取り込み|めちゃ自然。でも機械的でもあるという不思議
外音取り込みも、僕が今まで使ってきたイヤホンの中ではトップクラスの「自然だ」と感じました。
ただ、自分で書いていてもすごく不思議なのですが、自然なんだけど、同時に「機械的だ」とも感じてしまったのです。いや、本当に自分でも謎なのですが、、、自然に聞こえるように上手に作られている音、という感じなのかもしれません。
あるいは、外音取り込みについてもホワイトノイズのような「なんか気になる音」が聞こえているのが原因かもしれません。もちろんこちらも、「気にして聞いてみたら聞こえてしまったので、それ以降ずっと気になる」というものなので、、、(以下、ノイキャン項目と同様。笑)
なお、取り込みレベルは20段階で調整できます。個人的には、17〜18あたりにするのが一番良いと感じました。20にすると、むしろ大きく取り込み過ぎだと感じました。
通話性能

こちらはiPhoneのボイスメモに録音した音声となります。
機械的な処理がされている印象はそれなりにありますが、特に問題なく通話・録音できる性能かと感じます。
操作性・アプリと機能|システム面の抜かりのなさは、さすがソニー

システム的な機能は十分すぎるほど備わっていると感じます。中でも個人的にいちばん嬉しかったのが、ほとんどの音楽サブスクが自動で音楽を流してくれる機能に対応している点です。
この「自動でオススメの音楽を流してくれる機能」って最近のイヤホンにはよくある機能なのですが、対応しているのはほとんどがSpotifyで、あってもAmazon Musicなんですよね。それがWF-1000XM6の場合は、Apple MusicとYouTube Musicにも対応してくれているのです。
機能の名前としては、イヤホンのタップ操作から音楽配信サービスを呼び出す「Quick Access」と、状況に合わせて音楽を届けてくれる「Scene-based Listening」がこれにあたります。イヤホンをつけると勝手に音楽が始まる設定にもできるので、イヤホンをつけたら確実に音楽を流すという方は、いちいちスマホを取り出して再生するまでの手間が省けて最高だと思います!

そのほか、BGMの聞こえ方を調整する「リスニングモード」、状況によってノイズキャンセリングや外音取り込みレベルを自動で調整してくれる「アダプティブサウンドコントロール」、話し始めると自動で音楽を止めて外音取り込みに切り替わる「スピーク・トゥ・チャット」、首を縦横に振るだけで着信に応答できる「ヘッドジェスチャー」、イヤホンを外すと再生が止まる装着検出など、とにかく機能がてんこ盛り。LE AudioとAuracastにも対応済みです。
正直、全部を使いこなす必要はないと思います。最初は機能が多すぎて、どこを触ればいいのか分からないくらいですし。笑 色々試してみて、自分に合うものだけ残していけば良いと思います。
個人的には、あとは、360 Reality Audioの対応コンテンツをもっと増やしてくれたら完璧ですね。
一方、WF-1000XM6の粗探しをして一番突っ込むところがあるとすると、カスタマイズ性の部分でしょう。
一応「カスタム」として自分で機能を割り振れるのですが、その種類が非常に少ない。
左側を長押ししている間だけ外音を取り込める「クイックアテンション」は、駅や電車のアナウンスをちょっとだけ聞きたいときにかなり便利。再生・停止、曲送り、曲戻し、音量調整、ノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替えといった普段使う基本操作は、ちゃんとイヤホンだけで完結します。
ただ、せっかくアプリでたくさんの機能を使うことができるので、これらをイヤホン操作でオン・オフできるようになればさらに良くなるのになぁ、と思ってしまいます。まぁ、粗探しなのは間違い無いのですが、ぜひこのあたりをファームウェアアップデートでより良くしてくれたら嬉しいですね!
WF-1000XM6を買う前に気をつけたいこと
ということで、ここまでWF-1000XM6について各項目ごとにご紹介してきました。
ノイズキャンセリングと外音取り込み、操作性の部分ではちょこっと小言を書きましたが、大きな欠点はないと言って良いでしょう。ただ個人的には、「フォーム型イヤーピースの耐久性と使用感」「操作のカスタマイズ性の乏しさ」「僕の個体で感じたホワイトノイズのような音」の3点は、念のため留意しておくべき点かな、と思います。
価格については、今のタイミングであればメルカリなどで買うのもアリだと思っています。まだ発売からそこまで日が経っていないので、新品に近いものが定価から5,000円ほど安く手に入ります。
WF-1000XM6はどんな人にオススメか、どんな人には向かないか

オススメな人
・何より優先するのがノイズキャンセリングの性能で、それでいて音質にも妥協したくない方
・3〜4万円で、「現時点で最高クラス」の一台がほしい方
・通勤、カフェ、仕事、旅行と、一台を幅広い場面で使いたい方
向かないかもしれない人
・フォーム型イヤーピースが苦手な方
・音の量感や厚みを最優先する方
・とにかく小さなケースを求める方
WF-1000XM6の総評|非常に高いクオリティなのは間違いない一台
改めまして、今回はソニーの完全ワイヤレスイヤホン「Sony WF-1000XM6」についてお届けしてきました。
僕は今まで音質に対する先入観からソニーのワイヤレスイヤホンは使ってこなかったのですが、このノイズキャンセリングと外音取り込みのクオリティがありつつ音質も十分すぎるレベルを搭載している、非常に素晴らしいイヤホンだと感じました。
気になるポイントはかなり個人的な相性の問題もあると思いますので、「迷ったら購入して良い一台」だと個人的には感じます。「イヤホン選びにもう迷いたくない」という方には、十分にお勧めできる一台だと思いますよ!


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