みなさんこんにちは！ アニメや映画などのレビューを行っている旅狼のレビュー小屋です！
今回は、アニメやゲームで大人気の『Fateシリーズ』について、シリーズの原点とも言える『stay night』とスマホゲーム『Grand Order（FGO）』を中心にしてご紹介していきます！
Fateのストーリーやあらすじを知りたいという方、オススメの見る順番や配信されている動画サイトを知りたいという方に特にオススメの内容となっています。ぜひ参考にしてみてくださいね！
※今回はあくまでフワッとわかりやすくFateを紹介することを心がけていますので、見る方によっては多少の不備や解釈違いがあるかもしれません。その際は何卒ご容赦いただけると幸いです…！
サムネイル画像出典：「Fate/stay night」～15th Celebration Project～ 公式サイト
Fateの原典『Fate/stay night』
ではでは早速、まずはFateの原典であるストーリー『Fate/stay night』についてお話ししていきます！
『Fate/stay night』のはじまりと「TYPE-MOON」
現在、数多くのプラットホームで展開されているFateシリーズですが、シリーズの大元は、なんとプラットホームがパソコンの”R18のゲーム”でした！笑笑
その後にR12にレーティングを改訂し、加筆・修正した『Fate/stay night [Réalta Nua]』がプレステ2をプラットホームとして販売されます。
この『Fate/stay night』（基本的に「Fate」を略して『stay night（ステイナイト）』と呼ばれます）というシリーズが、「Fateの原典」と呼べるシリーズです。
ゲームスタイルは「ビジュアルノベル」と呼ばれるもので、画面に絵を見ながら文字を読んでいくというも。
制作は「TYPE-MOON」というゲームブランドで、ネットでは「型月」と書かれることも多いですね！ TYPE-MOON作品は、Fate以外だと 『月姫（つきひめ）』や『空の境界（からのきょうかい）』が有名どこでしょうか！
（あくまで今回はFateのお話ということで、そして僕自身はこの2作品についてはほとんど無知ですので触れることはしません。一応『空の境界』については原作の小説を読んだことがあるのですが、学生時代に読んだ感想は「むむ、難しい。。」というのが率直な感想でした(笑)。僕ももう一度読みたいと思っているので、気になる方は一緒に頑張りましょう！笑）
『Fate/stay night』 3つのルート
Fateの話に戻りますと、実は上述のPS2版 [Réalta Nua] の前にアニメ化を果たしています！
それがスタジオディーン制作による『Fate/stay night』になります。通称『ディーン版』、あるいは『Fateルート』『セイバールート』と呼ばれています。
というもの、『Fate/stay night』には3人のキャラをそれぞれヒロインとした「ルート」が存在しているのです。ヒロインが異なることで話が変わってくるということですね！
その3人というのが、
「セイバー」
「遠坂凛」
「間桐桜」
の3人で、 それぞれがヒロインとなるルートには『Fate』『Unlimited Brade Works』『Heaven’s Feel』という副題がついています。
これら3つの物語はそれぞれが独立したストーリーになっていて、3つすべてを制覇することで『Fate/stay night』のストーリーを完璧に理解できるというわけなのです！
上述の[Réalta Nua]には3つの物語がすべて収録されており、PS Vita版とスマホアプリ版も販売されています。ぜひチェックしてみてくださいね！
ちなみに「セイバー」という名前は、コチラの記事のサーヴァントのクラス紹介でお伝えしたクラスの一つ「セイバー」のことです。気になる方はぜひ記事を見てみてください！
『Fate/stay night』 アニメシリーズついて
では、「ディーン版セイバールート」以降のstay nightのアニメについてお話ししていきましょう。
まず、スタジオディーン制作の『Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』、通称『凛ルート』が劇場映画化されます。
その後、アニメーション制作会社が「ufotable」となり、再び凛ルートが『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』としてテレビアニメ化されました！
ufotableといえば、劇場版『無限列車編』が歴代興行収入1位を獲得した『鬼滅の刃』を製作しているスタジオとしても知られていますね！ とにかく絵の綺麗さがハンパないんです…！！
最近のアニメはどこがつくってもとても絵が綺麗なのですが、ufotableの作画はその中でも抜きん出ていると思います。僕が一目惚れしたのは「水」の作画！ すごいからホントに見てみてほしい！！
そしてufotable版凛ルートの後、満を持して劇場三部作として公開されたのが、ufotable制作の『劇場版Fate/stay night [Heaven’s Feel]』です。
この劇場版こそが、Fate/stay nightシリーズの「最終ルート」とも言われる通称『桜ルート』こと『Heaven’s Feel』になります。
2017年に第1章、2019年に第2章、そして2020年に最終第3章が公開されており、これでstay nightシリーズすべてのルートのアニメ化が終了したということになりますね！
👉 『Heaven’s Feel』第3章[spring song]についてはコチラの記事で語っています！
『Fate/stay night』オススメの見る順番
ここまでご紹介してきたことをまとめると、『Fate/stay night』のアニメには、
①ディーン版の『Fate』
②ディーン版の劇場版『UNLIMITED BRADE WORKS』
③ufotable版の『Unlimited Brade Works』
④ufotable版の劇場版『Heaven’s Feel』3部作
があります。
『stay night』シリーズで最初に観るなら、テレビアニメの「ディーン版Fate」か「ufotable版のUnlimited Brade Works」をオススメします！
個人的には、ufotable版の『Unlimited Brade Works』を推したいですね！ Fateの世界観、特に『stay night』と前日譚の『Zero』の世界観、そして、主人公である士郎のことがよくわかると思いますので！ そして何より、とにかくufotableが描く絵が綺麗なので…！！
『stay night』以外のFateシリーズ
ここまでご紹介してきた『stay night』以外にも、Fateシリーズにはたくさんの枝分かれのシリーズがあります。ということでお次は、Fateの各シリーズを簡単にご紹介していきます！
Fate/Zero
『Fate/Zero』は第五次聖杯戦争の様子を描いた『Fate/stay night』の前日譚にあたる物語で、第四次聖杯戦争をめぐる物語です。
『Zero』の主人公は『stay night』シリーズの主人公「衛宮士郎」のお父さんで、名前は「衛宮切嗣」。制作はufotableで、原作著者はニトロプラスの虚淵玄さん。
、、はい。ここで察した方はアニメ好きですね。笑笑
虚淵さんの作品は“報われない”キャラが多いことで有名なのですが、このFate/Zeroでもその傾向があるのです…。しかし同時に、虚淵さんの作品は「めっちゃ深いわ～～！」と思わせてくれるのも特徴で、事実、Zeroの方が主人公や各キャラの葛藤や想いなどが深く描かれており、より“考えさせられる”作品になっています。
シリアスな展開が好きな方、ちょっとディープなアニメが好きな方には特にオススメしたいシリーズですね！
『Zero』と『stay night』はどっちから観るべき？
ちなみに、前日譚が描かれた作品あるある、どっちから観るか問題。
『Zero』と『stay night』については、『stay night』から観ることをオススメします！ 時系列的にはZeroが先ですが、「stay nightあってのZero」ですし、やはりFateシリーズの中心は『Fate/stay night』ですから！
イメージとしては『STAR WARSシリーズ』とに近いと思います。まずはメインのストーリーを見てみて、気になった方やさらに深掘りしたい方が前日譚を見る。これによって色々な話がつながるというかんじですね！
『Fate/EXTRA』シリーズ
『Fate/EXTRA』はノベルゲームだった『stay night』から大きく趣を変えた、RPGスタイルのFateになっているのが特徴です。
内容は『stay night』の設定を基にしつつも舞台は近未来の電脳空間ということで、世界観はまったく違うものになっています。原作シナリオを執筆している奈須きのこさん曰く「FateシリーズにおけるGガンダム」とのこと。
『Fate/EXTRA』の続編として『Fate/EXTRA CCC』、シリーズ関連作品として『Fate/EXTELLA』と続編の『Fate/EXTELLA LINK』が発売されており、アニメ化作品として『Fate/EXTRA Last Encore』も放送されています。
また、『Fate/EXTRA』のリメイク作品として『Fate/EXTRA Record』の制作も発表されており、これからEXTRAシリーズに触れるという人にとっては特に待ち遠しい日々となっていますね！
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
ファンの間では「プリヤ」と呼ばれる『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』は、『stay night』でバーサーカーのマスターとして登場するイリヤスフィール・フォン・アインツベルン（イリヤ）を主人公とする物語です。
キャラクターは原作の『stay night』を踏襲しつつオリジナルの設定が組まれているパラレルワールドとなっており、”魔法少女もの”になっているのが特徴です。テイストがかなり違うので、他のシリーズと比べて別作品感が強いですね！
Fate/Apocrypha
「アポ」や「アポクリファ」と略されることが多い『Fate/Apocrypha』は、『Fate/Zero』よりさらに前の時代に『stay night』の世界から枝分かれしたパラレルワールドのお話しです。原作は東出祐一郎さんの小説となっています。
舞台は東欧のルーマニアとなっており、2つの陣営が7騎ずつサーヴァントを召喚して聖杯の所有権を争う「7騎vs7騎の聖杯大戦」を描いているのが特徴です。
戦いの舞台となるトゥリファスは架空の都市ですが、何度か登場するシギショアラという街は実際に存在しており、その一部は歴史地区として世界遺産にも登録されていますよ！
ロード・エルメロイII世の事件簿
『ロード・エルメロイII世の事件簿』は、三田誠さんが描くスピンオフの推理小説が原作です。Fateシリーズの中ではかなり珍しく、『Fate/stay night』や『Fate/Zero』と完全に同じ世界線として描かれています。
主人公は第四次聖杯戦争に参加したウェイバー・ベルベットが成長した姿のロード・エルメロイII世で、時系列としては『Zero』と『stay night』の間となっています。
直接的に聖杯戦争が絡んでくることはありませんが、Fateの世界観の中で事件を解決するという今までにないスタイルの物語となっており、グレイやライネスたちヒロインの人気もとても高い作品となっていますね！
Fateシリーズはどこで配信している？
Fateシリーズの各アニメは、U-NEXTやNetflix、Huluなどで配信中です。また、ディーン版『Fate/style night[UBW]』や『プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い』の劇場版、『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』などのOVAも追加されています。
ただ、『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』や『Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』などの最新の劇場版や、OVA『Fate/Grand Carnival』は追加されていません。
また、Amazonプライムビデオではディーン版のstay nightのみを無料で見ることができ、それ以外の作品はレンタルやdアニメストアとの連携で見ることができます。気になる方はBlu-rayやDVDもご覧になってみてくださいね！
スマホゲーム『Fate/Grand Order』の魅力
最近のFate参入の入り口といえば、やはりスマホゲーム『Fate/Grand Order』でしょう！ 通称『FGO』ですね！ Fateをもともと知っている方だけでなく、このスマホゲームFGOからFateの世界に触れたという方でも十分楽しめるコンテンツだと思いますよ！
ここからは、そんなFGOの魅力についてお話ししていきます。
FGOのストーリー
まずは『Fate/Grand Order』のストーリーについてご紹介します！ このストーリーこそが、FGO最大の魅力と言って良いでしょうからね！
FGOは「ビジュアルノベル」の形態を踏襲したストーリー展開の中に、バトルゲーム要素が入っています。ストーリーは2022年8月現在、第1部全7章(+終章）、第1.5部全4章、第2部6.5章まで公開されており、第2部7章が2022年12月に公開されることが発表されています。
第1部のあらすじ
FGOのメインストーリー第1部では、まず、地球の未来がなくなります。
地球の未来が、なくなります。はい。とりあえず、細かいツッコミはなしにしましょう。笑笑
とにかく、「このままだと地球が何者かによって滅ぼされてしまう！」みたいな状況になったと思っていただければ…！
そんな人類滅亡の大ピンチの原因が「過去」にあるとわかり、魔術の力によって過去の世界に主人公たちが送り込まれ、原因を突き止めて解決する！ というのが、ものすごぉーーくざっくりとしたあらすじです！
そして、その過去での戦いの中で、ここまでのFateシリーズでなくてはならない「聖杯」や「サーヴァント（英霊）」が絡んでくるというわけなのです。
（第1.5部はゲーム内での外伝の立ち位置に近いため、今回は飛ばします。）
第2部のあらすじ
第2部、こちらが現在進行中のメインストーリーです。
第2部では、地球が漂白されたところからストーリーがスタートします。
はい。また意味わかりませんよね。僕も最初はよくわからなかったので大丈夫です。笑
ここもざっくり言うと、「7人の魔術師たちが“一度地球上をまっさらにして、そこに新たな人類の歴史を築こう”としており、主人公たちはそれを阻止することで本来の人類史を継続させようと戦う」というストーリーになっています。
地球に新たな人類史を築かんとする7人の魔術師たちは「クリプター」と呼ばれ、地球の各地に閉鎖された独自の人類史を築いているのです。イメージとしては、「地球上の7ヶ所の地域に、ほぼ完全に隔絶しているまったく別の世界が存在している」というかんじです。
そんな世界に主人公たちが侵入し、7つの世界を打倒することで自分達の世界を取り戻していくという物語です。
第2部の特徴としては、ストーリーの中でクリプターたちと戦うことになり、第1部ではなかったマスター同士の戦いが描かれる点でしょう。
また、第1部では「過去のおかしくなった一点をもとの歴史に直せば元に戻る」という状況だったのに対し、第2部は「すでに成立している各地域の文明を滅ぼすことで自分たちの文明が戻る」という状況となっています。
つまり主人公たちは、自分達の世界を取り戻すためにそれぞれの文明への”侵略者”にならないといけないわけなのです。これが結構難しいテーマであり、読み物としても面白いポイントだと個人的には思います。
例を挙げると、第2部第3章は「秦の始皇帝がもし不死の力を得て治世を続けていたら」という中国が舞台になります。そしてその世界の中で、人々は幸せに生きているのです。（もちろん粗探しをすれば色々とツッコミたくなるところはあるのですが、それは今の僕たちの世界でも同じことでしょう。）
個性豊かなキャラクターたち
FGOのゲームとしてのもう一つの魅力は、やはり「キャラクター」でしょう！
詳しくはコチラの記事で紹介していますが、Fateシリーズには「英雄」が不可欠なわけで、日本史や世界史、数々の伝説に登場するような偉人たちがたくさん登場します。そして、そのキャラ一人一人の設定がかなりしっかりと作り込まれているのです！
また、キャラクター（サーヴァント）たちは必ずしも史実や物語通りではなく、「Fate世界での解釈」になっているところも、個人的にはとても面白いポイントだと思います。
歴史上の逸話や偉業がバトルにおける「宝具」という必殺技になっていたり、因縁のある人物同士のお話がストーリーや外伝であったりしますので、歴史好きの方は特にハマるのではないでしょうか！
もちろん、ビジュアルやボイス、キャラクター性も個性豊かなので、「このキャラ好きかもっ！！」というサーヴァントが1人は見つかると思いますよ！
FGOアニメ『バビロニア』や『キャメロット』も要チェック！
最後に、同じ『FGO』でもアニメについてご紹介していきます。
FGO関連のアニメは、
・第1部第7章を描いたテレビアニメ『Fate/Grand Order 絶対魔獣戦線バビロニア』
・第1部第6章を描いた劇場アニメ『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』（前後編2部作）
・第1部終章を描いた劇場アニメ『Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン- 』
のほか、
特別番組『Fate/Grand Order -First Order-』や『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』、OVAの『Fate/Grand Carnival』が公開されています。
OVAや劇場版の配信は残念ながらされていませんが、NetflixやU-NEXT、HuluやAbemaといった大手配信サイトではテレビアニメを見ることができますよ！ 特に『絶対魔獣戦線バビロニア』は作画といい次回予告といい声優さんの演技といい、めちゃくちゃ力が入っているのでとてもオススメです！
ただ、どの作品もFGOのゲームをプレイしていた方が圧倒的に楽しめるので、先にアニメをみて面白いと感じた方はぜひスマホゲームのFGOもプレイしてみてくださいね！
Fateシリーズ まとめ
ということで今回は、Fateシリーズについてまとめてきました！
コチラの記事と今回の記事で、Fateという作品が「どういった世界観で描かれているのか」「どんなあらすじなのか」「どんなキャラクターたちが登場するのか」を少しでも知っていただけたなら嬉しく思います。
Fateシリーズには歴史上の人物が数多く登場しますので、さらにお話を深掘りしてみたり実際に本を読んでみたり、彼ら彼女らに関わる場所を旅行してみる”聖地巡礼”をしてみたりと、現実世界への広がりも多い作品です。
もちろん、アニメやゲーム、物語としての完成度もとても高く、作画の美しさも相まって多くの方が楽しめるシリーズになっているのは間違いないでしょう！
「このシリーズはイマイチだけど、こっちは好き！」みたいなこともありますから、ぜひ気になったシリーズを手に取ってみて、Fateの世界を楽しんでいただければと思います！
👉 Fateシリーズの顔「セイバー」ゆかりの聖地巡礼！ グラストンベリーについて
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