REALFORCE RC1を約1年使ったレビュー|打鍵感は最高。それでも使わなくなった理由

REALFORCE RC1を約1年使ったレビュー|打鍵感は最高。それでも使わなくなった理由 AI・ガジェット
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みなさんこんにちは! ガジェットなどのレビューを行っている旅狼のレビュー小屋です!

今回ご紹介するのは、東プレの「REALFORCE RC1」です。

僕はこのREALFORCE RC1の英語配列・押下圧30gのモデルを約1年使ってきました。打鍵感は今でも唯一無二だと思っているのですが、実は今、このキーボードはほとんど使わなくなってしまっています。その理由も含めて、今回は実際の使用感を中心に正直なレビューをお届けします。

ぜひ最後まで参考にしてみてくださいね!


YouTubeでもお話ししています!


REALFORCE RC1の基本スペック

まずは基本スペックの整理から。

項目スペック
サイズ295mm × 130mm × 39mm
重さ約600g
キースイッチ静電容量無接点方式(東プレスイッチ)
押下圧30g/45g
キーストローク4.0mm
キーレイアウト70%(英語配列78キー/日本語配列82キー)
カラーホワイト/ブラック/アイボリー ※アイボリーは日本語配列のみ
接続方法Bluetooth 5.0/USB Type-C(2.4GHz無線は非対応)
バッテリー内蔵充電式(公式値で1回の充電につき約1か月)
主な機能APC(4段階)、全キー同時押し+Nキーロールオーバー、専用ソフトでのキーマップ変更
対応OSWindows 10/11、macOS 14.5以降
価格38,280円(税込)

「70%」という独特なレイアウトについて

REALFORCE RC1最大の特徴は、横幅295mm・重さ約600gの、「70%サイズ」キーボードである点です。コンパクトながら、F1〜F12のファンクションキーと独立した矢印キーを採用しています。

テンキーのないコンパクトなキーボードでよく見るレイアウトは、65%、あるいは75%だと思います。

このREALFORCE RC1の70%は、そんな65%、75%と比べると「エンターキーの右隣の一列がない」レイアウトとなっています。

「70%」という独特なレイアウトについて_65%・75%との違い

ノートパソコンや、学校・職場によくあるテンキー付きのキーボードしか使ったことがない方からしたら「エンターキーの右隣にキーがあるって、打ち間違いの元にならない?」と思うポイントだと思います。実際、僕も外付けキーボードを使い始めてすぐは、「この一番右の列、要らなくない?」と思っていました。ただ、使い始めるとこのエンターキーの右隣の有無は意外と気にならなくなりますし、この列がないことによる”弊害”が70%キーボードには出てしまうのです。

何より、この特殊な配列が「使わなくなってしまった理由」にもつながるため、後ほど『配列とキーキャップ』のところで詳しくお話しします。


評価|打鍵感は文句なし。ただ、配列がとにかく惜しい

REALFORCE RC1の評価|打鍵感は文句なし。ただ、配列がとにかく惜しい

そんなREALFORCE RC1を約1年使った率直な感想は、

打鍵感は本当に好みなのに、配列からくる違和感のせいで、今はほとんど使っていない

です。

もちろんこれは僕個人の感覚ではあるのですが、それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。


打鍵感|雪をサクサク打っているような、クセになるスコスコ感

REALFORCE RC1の打鍵感は、静電容量無接点方式らしい ”スコスコ感” に、若干の ”サクサク感” が混ざった感覚で、約1年経った今でもめちゃくちゃ好きな打鍵感です。クセになる感じ、よき。

たまに「学校にあるキーボードじゃん」という声も聞こえますが、僕個人としては、明確に”打鍵の高級感”のようなものを感じられて、金額に見合うものだと思っています。

REALFORCE RC1の白のカラーリング名は「ホワイト」なのですが、同じく静電容量無接点方式のHHKBでは、白が「雪」という名前になっています。HHKBを使ったことがないのでなんとも言えないのですが、、、

もしこのREALFORCE RC1が「雪」と命名されていたら、納得しかない名前です。マジで、雪をサクサク打っているかのような打鍵感なのです…!

また、打鍵音の静音性にも優れているので、場所を選ばずに使えるのも嬉しいですね。


押下圧|30gは軽すぎず、長時間打っても疲れにくい

一般的なメカニカルキーボードの押下圧は40〜45gといわれているので、「押下圧30g」と聞くと「軽すぎじゃない?」と感じる方もいるのではないでしょうか。

実際僕もそうだったのですが(というか、僕は押下圧35gのキースイッチを軽すぎて使わなくなった経験があります)、REALFORCE RC1の30gは、

という、本当にちょうどよい重さに感じます。

「触れただけで落ちていく」ほどの軽さはなく、キーを押している感覚はしっかりある。それでいて重すぎない。文字の打ちにくさは感じないのに、長時間打っても疲れないので、非常にバランスの良い押下圧だと思います。

REALFORCE RC1には、押下圧30gと45gのラインナップが用意されています。

僕は家電量販店で実際に両方を打ち比べてみて30gを購入したのですが、この押下圧がかなり絶妙というか、僕にはめちゃくちゃ合っていると感じています。45gは少し重く感じました。(一般的なメカニカルキーボードで30gと45gを比べたときほどの差はありませんでした。)

打鍵感はかなり使用感に影響すると思いますので、これは購入前に実機を触ることを強くオススメします。もし実機を触る機会がないという方は、よほど重たいキースイッチが好みではない限りは、30gを選んだ方が馴染みやすいのではないか、よりREALFORCE RC1らしい打鍵感が生きてくるのではないか、と個人的には感じます。


配列とキーキャップ|使わなくなった理由がここにある

では、僕が使わなくなってしまった理由として挙げた、配列とキーキャップの問題についてです。

Zの列|1/4キー分、左にずれている

REALFORCE RC1は一般的なキーボードと比べて、Zの行(Z・X・C・Vが並ぶ段)が1/4キー分ほど左にずれています。これが、「70%」という独特なレイアウトにした結果の影響かなと。

というのも、65%や75%レイアウトであれば、エンターキーの右隣の列の一番下に「矢印の右(→)」が入り、独立した矢印キーを保ったまま、ノートパソコンなどのキーレイアウトに限りなく近い配置にできます(最初の『70%』のところでお話しした点)。

対して、REALFORCE RC1はエンターキーの右隣の列を無くして70%レイアウトにしているため、独立した矢印キーが1キー分左にずれている状態です。この独立した矢印キーを入れるため、上矢印キーをZの段に食い込ませる必要が出てきて、左右のShiftキーが短くなり、そのぶんZの段全体が左に寄っているのです。

配列とキーキャップ|Z行のズレ、使わなくなった理由がここ。

実際、このズレをネガティブポイントとして挙げる方は多い印象です。僕も参考にすることが多いキーボード専門メディアのGreenkeysでは、この打ちにくさの理由として「マッスルメモリー(筋記憶)」が挙げられていて、タイピングに慣れている人ほど指が無意識にキーの位置を覚えているので、わずかなズレでも違和感につながりやすい、と説明されています。

とはいえ、Zの列がずれているキーボード自体は、実はそこまで珍しくありません。特に日本語配列のコンパクトなキーボードでは、英語配列より「ろ」のキーが一つ多いぶん、Zの列を左にずらして収めている製品が多いようです。実際、僕が英語配列で使っているRainy 75 ProやLofree Flow Liteも、日本語配列の場合はZの列が左にずれています。

※キーのズレについては公式に理由が説明されているわけではなく、僕を含め、レビュー記事などで多く見られる解釈です。

キーキャップ|縦長で小さく感じる

REALFORCE RC1のキーキャップ|縦長で小さく感じる

また、REALFORCE RC1のキーキャップは、キーキャップ自体は正方形に近い形なのですが、指に触れる部分が通常より縦長になっています。そのせいか、ひとつひとつのキーが他のキーボードに比べて少し小さく感じます。

キーが小さいということは、それだけ指を正しくキーに置かなくてはいけないということなので、これも他のキーボードと併用して使う際の違和感に繋がっているのかもしれません。

使わなくなった理由|肩が「ギュッ」となる、無視できない違和感

そんなREALFORCE RC1の配列とキーキャップについて、、、

僕はというと、実は使い始めた当初はまったく気になっていませんでした。確かにズレは感じていたのですが、全然許容できるし、何より「まぁ慣れるかな」と感じたからです。

しかし、僕はREALFORCE RC1”だけ”を使っているわけではなく、上述のRainy75 ProやLofreeシリーズをはじめ、仕事場や自宅ごと、さらには気分に合わせて使うキーボードを変えています。そして、それらはすべて英語配列で、Zの列は一般的な位置にあります。

つまり、

手元のキーボードの中で、REALFORCE RC1だけ他のキーボードとキーレイアウトが違う

という状態だったのです。

結果として、僕はREALFORCE RC1に慣れることができず、使っているとどうしても肩が「ギュッ」となる感覚になってしまい(ちょっと窮屈なんですよね)、これが無視できない違和感として出てくるようになってしまいました。少なくとも僕の場合は、「他のキーボードと併用していると違和感が出てくる」のです。

打鍵感そのものはすごく好みなだけに、この違和感が本当にもったいない…。 個人的には、普通に75%か65%で出してほしい、というのが本音ですね。

また、この通り僕は他のキーボードと併用しているが故に慣れることができなかったのですが、このREALFORCE RC1のみを使う場合は、RC1の配列に慣れてしまえばよいだけの話なので、そこまで大きな問題にならない可能性もあるでしょう。


カスタマイズ性

カスタマイズ性については、個人的には必要十分な機能が揃っていると感じています。

キーマッピング・APC|いまやハイエンドキーボードでは必須ともいえる機能

REALFORCE RC1は専用のソフトやWebサイト上で、キーマッピングの変更をしたり、各キーが反応する深さを0.8mm/1.5mm/2.2mm/3.0mmの4段階で調整できたりします(いわゆる、アクチュエーションポイントの変更)。キー配列や、どの程度キーを押し込んだら文字が入力されるかを、自分で調整・変更できるというわけです。

それこそ、複数のキーボードを使用している人が、自分好みに全てのキーボードのキーの割り当てを統一したりもできます(もちろん、変えられるのはあくまで「キー割り当て」なので、Zの列のズレのような「物理的な位置」までは変えられません)。

特にキーマッピングについては、最近はついているキーボードが主流になりつつある気さえします。絶対に必要な機能ではありませんが、自分が好きなようにキーボードをカスタマイズできるというのは、単純にあればあるで嬉しい機能ですね!

キーキャップ交換|こちらの選択肢はかなり限られる

REALFORCE RC1に採用されているキースイッチは「東プレスイッチ(東プレ軸)」という、ほぼ独自規格といってよいスイッチです。

このスイッチのおかげで、あのたまらない”スコスコ感”が生まれているのですが、、、

キーキャップ側の形が非常に特殊で、市場に出回っているほとんどのキーボードが採用している「CHERRY MX軸」に対応したキーキャップは使えません。そのため、キーキャップを変えて見た目をカスタマイズしたいとなると、現状、選択肢はかなり限られてきます。


筐体の厚さ|リストレストを置くか問題が、悪い意味で絶妙

REALFORCE RC1は、何も置かずに打つと気持ち高く、かといってリストレストを置くと低く感じる、という悪い意味で絶妙な厚さに感じています…。

僕の場合は、薄い手帳を置くといい感じになるレベルではあるのですが、この小さなズレが、指と腕の疲れにちょっとばかしつながっているように感じており、また、上述の肩の違和感にも影響しているのかなぁ、と感じてしまいます。ここもまた、個人的には非常に惜しいポイントになっています……。


尊師スタイル|キーボード単体ではできない

これは完全に欲張りな要望ではありますが、持ち運べるキーボードを謳うのであれば、キーボード単体で尊師スタイル(ノートPCのキーボードの上に外付けキーボードを置いて使うスタイル)ができればパーフェクトだったなぁ、、、という気持ちは正直あります。

まぁ、尊師スタイルができるキーボードの多くは薄型のロープロファイルキーボードなので、お門違いな指摘かもしれませんが、それでもやっぱり、できたらなぁ、とは思ってしまう自分はいます。笑


価格とコスパ|30,000円で買えるなら悪くない。ただ、人は選ぶ

2026年秋のAmazonプライム感謝祭の際のセール画面です。

REALFORCE RC1の価格は、日本語配列・英語配列、押下圧30g・45gに関わらず共通で、Amazonで38,280円です。

※公式サイトで購入しようとすると、楽天かAmazonのページに移動します。
※Amazonでは、5〜10%のセール対象になっていることが多いです。

正直、静電容量無接点方式のキーボードのコスパを考えるのは、かなり難しいと個人的には感じています。というのも、このスコスコ・サクサクの打鍵感や耐久性にどこまで価値を見出すかは、人によってかなり変わるだろうと思うからです。

かくいう僕も、REALFORCE RC1は話題になっていてずっと気になってはいたものの、同時に「30,000円台中盤〜後半をかけてまで買うものではない」とも思っていました。ただ、実際に家電量販店で実機を触ってみたところ、「これは購入してもっと使ってみたい」と思わせる”魔力”があったのです…。まさに、白い天使の悪魔です。。。笑

で、実際に購入してしばらく使っていると、このサクサク感がマジでクセになるのです。気づいたら、このスコスコ感を求めている自分がいるのです。。。。笑

僕は2025年のブラックフライデーのセールで、ちょうど30,000円ピッタリくらいで購入できました。30,000円で買えるのであれば、”悪くはない選択”だと思っています。中古であればメルカリなどでも購入できるので、そういった形で安く買えれば、コスパはさらに良くなります。

ただ、この打鍵感を全員が全員気に入るとは僕は思いませんし、見た目も、同じ価格帯のアルミ筐体のキーボードと比べたら、決して優れていたり高級感があったりするわけではありません。人によっては、「これに30,000円以上かけるのは狂気だ」と捉えるだろうとも思いますし、その言葉もわかる自分がいますね。笑


REALFORCE RC1はどんな人にオススメか

REALFORCE RC1はどんな人にオススメか

改めて、REALFORCE RC1をオススメできる方はこんな方です。

・静電容量無接点方式の打鍵感をコンパクトなサイズで使いたい方
・長時間タイピングしても疲れにくいキーボードがほしい方
・コンパクトでもFキーと矢印キーは手放したくない方

こんな方にはオススメできない…

一方で、僕のように複数のキーボードを併用している方は、購入前に、普段使っている一般的な配列のキーボードと交互に打ってみてほしいです。Zの列のズレやキーの形は、REALFORCE RC1だけを触っているときより、他のキーボードと行き来したときのほうが気になりやすいはずですので。

また、そもそも静電容量無接点方式の打鍵感にここまでの価値を感じないのであれば、別に無理に買う必要はないと思います。同じ金額の一般的なメカニカルキーボードであれば、かなり打鍵感やデザインにこだわったものが買えますからね。


REALFORCE RC1 レビュー 最後に

REALFORCE RC1 レビュー 最後に

今回は、東プレの「REALFORCE RC1」を約1年使ったレビューをお届けしてきました。

クセになるスコスコ・サクサク感と、30gの疲れにくい押下圧は、約1年経った今でも唯一無二だと思っています。これは本当に間違いないです。

ただ、Zの列のズレや縦長のキーキャップからくる違和感で、今の僕はほとんど使わなくなってしまいました。打鍵感が良いぶん、ここは本当に惜しいポイントです。

このキーボードは間違いなく、人によって評価が分かれると思います。幸い、REALFORCE RC1は大きな家電量販店であれば置いてあるお店が少なくない印象なので、気になる方はぜひ一度、実機を触ってみてください。その際は、打鍵感だけでなく、普段使っているキーボードとの違いも意識してみると、買ってから後悔しにくいと思いますよ!


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