森博嗣さんの『常識にとらわれない100の講義』の感想・内容要約・名言|一度は読むべき名著!

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・内容要約・名言・特徴|一度は読むべき名著

みなさんこんにちは! 自己啓発書やビジネス本などのレビューを行っている旅狼のレビュー小屋です!

今回は『すべてがFになる』でも知られる森博嗣さんの『常識にとらわれない100の講義』のブックレビューをお届けします!

独特な質感の表紙に惹かれブックオフで”ジャケ買い”した一冊だったのですが、他のビジネス書や自己啓発本にはない内容で、とても刺激を受けた一冊でした

一体どんな内容が書かれているのか、感想や要約、ビビッときた名言とともにオススメポイントをご紹介していきます。『常識にとらわれない100の講義』が気になっているという方、新しいビジネス書や自己啓発本を探しているという方はぜひ参考にしてみてください!


『常識にとらわれない100の講義』 内容と感想

まずは、『常識にとらわれない100の講義』を読んでみての率直な感想や内容についてお話ししていきます。

本の構成

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・特徴・内容

『常識にとらわれない100の講義』は題名の通り、見開き1ページごとに見出しがついた100の講義によって構成されている本になります。

雰囲気的にはビジネス書というより自己啓発本に近いです。そして口調がとても優しいので筆者の森博嗣さんが実際に話しているような感覚、あるいは森博嗣さんの心の声を聞いている感覚になります。

たま〜に小説家さんらしい、ちょっと捻った言い回しも出てきますが、全体としてはとても読みやすく、内容も相まって一気読みしたくなる一冊でした。

率直な感想と内容

前書きから他の本とはちょっと違う雰囲気を感じ、実際、めちゃくちゃためにタメになる内容が多かったです。

『常識にとらわれない100の講義』は筆者の森博嗣さんが日々感じたことを100項目にまとめたものになっており、とにかく「”素直に”感じたこと」が”素直に”綴られているという印象でした。

そのため、どのトピックもとても現実的で、「確かに」「そうだよなぁ」と「いつも感じていそうで感じていないことを気づかせてくれる」という新しい刺激をくれました

最後の「補講」の章に入ると、結構森さんの“節”が出ているように感じました。しかもそれが僕とは合わなかったので、「息切れしちゃったなぁ…」と感じてしまったのですが、それでも前半は一つの講義ごとに心に響くものがあり、十分読む価値があったと感じさせてくれました。

内容もありきたりなものではなく、個人的には100の講義のうち「いいなぁ」と思うものと「ここはそうでもないな」と思うものの差がとても大きいのも新鮮でした。

口調はとても謙虚で穏やかなのに、内容はとにかく衝撃的。穏やかだからこそ、悟ったような説得力があるのかもしれない。そんな一冊でした。

『常識にとらわれない100の講義』はこんな人にオススメ

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・内容の要約・どんな人にオススメ?

『常識にとらわれない100の講義』は、「とりあえず読んでみたら、刺さる人はたくさんいると思う」という一冊です。

とりわけ、「なんか世間とズレている気がするんだよな。。」「この感覚って自分がおかしいのかな。。」と思っている人ほど、森博嗣さんの言葉は胸に沁みるものがあるのではないかと感じました。

ただ、過去にビジネス書や自己啓発本を読んで、「ふーん、で?」と思ったことがある方はあまり向かないかもしれません。というのも、講義の中には森さんの意見を言っておしまいだったり、問題提起のような形で締められていたりというものも多いからです。

なので、本からメッセージを受け取り、それを自分の中で考え、自分事に落とし込める人の方が、より有意義に『常識にとらわれない100の講義』を読めると思います。

ともあれ、日々の生活や仕事になんらかの”ズレ”を感じている方は、ぜひ最初の数ページを立ち読みしてみてほしいです。その中で何か”刺さるもの”、あるいは”ビビッと”来るものがあれば、ぜひお手にとって読み込んでほしいですね!

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『常識にとらわれない100の講義』 名言と要約

それではここから、『常識にとらわれない100の講義』のなかで特に印象に残った部分を、名言内容の要約として紹介していきます。『常識にとらわれない100の講義』が気になっている方はぜひ参考にしてみてください!

挑戦したい時に挑戦してみては?

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・要約・名言-挑戦

社会が不安定なときほど、賭けに出る者が多い。「今の自分は恵まれていない」と感じているから失うモノが少ないし、不安定なときは変化が目まぐるしいから、早く結果が出るし成長も早い。仮に失敗してもすぐに埋もれて表に出にくい。何より、そういう成功例がヒーローになりやすい時代でもある。

逆に、安定している時代だと少し失敗しただけで叩かれる。安定している中では挑戦する必要を感じる人が少ないし、少しのミスでも目立つからだ。荒波の中に小石を投げ入れても目立たないが、静かな水面に小石を投げれば大きな波紋となるのと同じ。

それでも、動物が進化するため、環境に適応するために突然変異という思い切った変化をしてきたように、自分に変化をもたらしたいときは、思い切ってしまった方が「進化」するのだと思う。

「”視点”を合わせる」というのは、実はとても難しいこと。

年齢や男女によって視点が変わってくる。過去を見ているか未来を見ているか、などはわかりやすいが、同じように前を見ていても近くを見ているか遠くを見ているかが違うことも案外多い

リアルにモノを見ているときに視点が合わないと会話が噛み合わないように、会話や人生観も視点が合っていないと噛み合わない

相手の視点に合わせて話ができる人は、滅多にいるものではない。

「なんとなく」でいいじゃない。

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・要約・名言-なんとなくていいじゃない、押しつけがいけない、好きなことをしているうちに環境は整う

人間は、単純なように見えて複雑だ。

行動するときの理由や何かへの感想が「なんとなく」なことが多いが、それは複合的な理由だからであって、本人でさえ思っていない深層心理が絡んでいることも少なくない

口にする理由がすべてではないし、大体理由はあとから付いてくる捏造みたいなものだ。映画や本だって、見終えた後に「すごかった!」「面白かった!」と思って、後から細かな理由をつけるじゃないか。

しかし人は、一度理由を見つけるとそれに囚われてしまう。例えば面白かったミステリー小説があったとして、「自分はミステリーが好きだからか」と理由をつけてしまうと、次にミステリーを読んだときに「ミステリーなのに面白くないな」と囚われ、自分が出会う面白さの範疇を狭めてしまう。

一つの物事に対して人によって理由が違うのは当然だし、年を隔てれば自分自身でさえも変わるかもしれない。”理由”にとらわれすぎて自分を狭めてしまうのは、あまり良いことではないと思う。

“良し悪し”ではなく”押しつけ”がいけない。

「“普通”と言われるもの」は、「社会にたくさんの”模範”があるもの」だ思う。

でも、模範がなくても自分の人生は自分の思うとおりにすれば良いだけの話ではないだろうか。

生き方どうこう、生き方の良し悪しではなく、社会の”模範”を「押し付ける」というのがいけないのだと思う。

好きなことをしているうちに環境は整っていく。

好きなことができる環境があるのではなく、好きなことをしているうちに環境が整い自然に恵まれていくのである。

好きなことをしようとしたら、時間とお金と場所が必要だ。これらがあるから始めるのではない。始めたいから作ろうと思って、はじめて作れるものなのである。

少なくとも「自分は恵まれていないから」とぼやいていても、誰かが恵んでくれることはないただ望んでいるだけでは、それは夢でも希望でもなく、ただの妄想にすぎないのだから。

「やる気が出ない」は正常な証だが…

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・要約・名言-やる気が出ないのは、、未来は自分が望むものになる、最後は自分の思考力

仕事や勉強のやる気が出ない、継続しない、うまくいかないというのは、別に異常なことではない。むしろ正常。常にうまくいっている、絶好調!ってほうが、むしろ異常だと疑いたくなる。

だからこそ、悩んでいるときはまず自分の状況を受け入れ、認めてやるのが大切だ。そうすれば、今まで見えていなかったものが見えるかもしれない。

逆に、後ろめたさを感じすぎて押しつぶされてしまったり、一時の楽しさで誤魔化そうとするのはよくない。前者はさらに悪くなるだけだし、後者は根本的な解決にはなっていない。

とはいえ、「やる気が出ない」を「自分の気持ちを大切にしたい」という言葉で正当化してしまうのは絶対に良くない。この言葉は、本当に本当に綺麗に物事を隠してしまう

自分の気持ちなんて、自分では全然見えないものだ。そんなハッキリしないものは理由にできないし、何より、やる気なんてやってるうちに出てくるものなのだ。

逆に、やる気に満ちて始めてもふとやる気が抜ける瞬間だってある。好きなことでも、今日も面倒くさいけどやるか、と腰を上げるものなのである。

たとえ調子が悪くても、悪いなりに早めにスタートを切った方が何事も良いのではないでしょうか?

未来は自分が望むようになる。

未来は自分が望むようになるものである。なぜなら、自分が望んだ予定を行動に起こさないと、いつになっても未来は変わらないからだ。

それに、「予定」を次々に実行していくことは、自分とも他人とも信頼を築くことになる。信頼を得れば、それだけ自分が望むことをするときに味方になってくれる人が増える可能性が高い。

最後は自分の思考力

知らないことがあったら、ネットで調べれば基本的には何でも解決できるこの時代。最近は、何でも全面的に人に頼って、とりあえず質問して問題が解決すればいいと思っている人が多い。

そんな時代において、「本当に大事なこと」とは「聞いてもわからないこと」である。誰も答えられない問題こそ、挑む価値がある。「それに挑むのは自分がはじめて」「はじめて解決するのが自分である」という問題を解かなければ、少なくとも一般的な「成功」を得ることはできない。

加えて、ネットは客観的な情報を得るために使うべきであり、主観的な意見を求める場ではない。それでは濁った社会と同じだし、たとえ無意識でもその意見に引っ張られる気がする。レビューとかを調べるならまだしも、何かを学ぶとき、自分の道を決めるときは、結局最後は自分の思考に頼るしかないのだから

良い仕事というのは、案外あっさり出来上がるものだ。

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・要約・名言-良い仕事、自信、かわれていませんか?

ようやく完成させたものや〆切間際になって徹夜で達成したものなど、ギリギリの仕事をした際の姿が「良い仕事」「充実した職場」みたいに描かれるが、これは明らかに間違えている

良い仕事というのは、切れ味の鋭い刃物でサッと仕上げたものであり、これがプロの手際というものだ。はたから見たらあっさり出来上がってしまっているから簡単そうに見えるが、それはアマの目で見ているからにすぎない。

鋭い刃を準備しておくために、普段から磨いていることこそが大切なのである。そうすれば、仕事の内容ではなく自分自身に手応えを得られるようになる。

あなたは飼われていませんか?

与えられたノルマというものを喜ぶようになったら、それは飼われている証拠である。自分で考えたくない、責任も持ちたくないのである。

でも、人間がそこにいる価値は、人間にしかできない「発想」が生まれるからである。問題を見つけ、工夫をし、もっと良いやり方を模索していく。これが人間にしかできない「成長」である。

飼われている人間は機械と同じ。どんなに忠実でも、残念ながら最初に首を切られる可能性が高い。

「自信」の付け方

人は意外と、昔はできなかったことができるようになっているものだ。一発では無理でも、少しずつやっていると、案外できてしまう。

小さなことで良い。その経験を積み重ねることで「自分はできないことがいつかできるようになる」と信じられるようになり、本当の「自信」というものが生まれるのだと思う。

自分が最善と思う手を素直に打てば良い。

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・要約・名言-自分が思うことをせよ、早道を選ぶな、常識で判断するな、成功を分析せよ

「すぐに結果を出したい」という者は、すぐに結果が出ない。なぜなら「すぐに結果を出したい」という願望は、そもそも切羽詰まっている状況から生じているものであり、そういうときの手段はたいてい「すぐに打てる手」になってしまうからだ。「すぐに打てる手」は根本的な解決にならないものがほとんどだ。

どんなときでも、理に適ったもの、正しいものを、私情を交えず、感情的にならず、面倒くさがらず、人からどう言われるかも気にせずに、自分が最善と思うものを素直に選べばよい

そして、こんなことを言うときまって「言葉で言うのは簡単だ」と言う人がいるが、その通り簡単なのであるのである。逆に、どうして難しくしてしまうのか、そちらの方が問われるべきである。

早道を選ぶな

どうも今ひとつだった、このままではダメだなと感じるときは、幸運に頼って早道を選んだ「精度不足」が原因であることが多い

そして、はじめは「そんな面倒なことできるか」と思ったことでも、実際にやってみるとそれほど時間がかからないものだ。道は大回りかもしれないけれど、明らかに「楽に歩ける道」なのだ。

立派な人とは?

立派な人間とは、一言で言うと、毎日コンスタントに仕事をする人である。

p.124

毎日の早起き、そして何かへの没頭。これに尽きる。

成功は成功の元である。

成功は成功の元である。

p.132

失敗には明確な理由が見つけやすいが、成功は偶然の積み重ねであることも多い。また、大きな成功というのは小さな成功の積み重ねによって生まれるものだ。

だから、大きな成功を得たいのならば、小さな成功こそを分析し、そこから次に活かすべきなのである。

自分の常識で物事を判断するのは危険である。

常識というものが、広くすべての人間に浸透していて、そうでない人間を否定するという考え方は間違いだし危険でもある。

p.219

自分の考えが世間一般的だとしても、みんながみんなそれを思って考えて知っているとは限らない。何より、自分が世間一般的ではないと自覚しつつ、自分の意見を持って生きている人もいる。

世界には色々な人がいて、多数も少数も本当は関係ない。むしろ、マスコミやら周りの人やらに流されて意見を持っているとしたら、それはあまり良くない流されているというのは「自由ではない」ということなのだから。

「本質」を理解するのが重要なのだ。

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・要約・名言-本質を理解する

非常識な行動というのは、あまりに利がない。単なる変わり者と思われて社会的な抵抗が大きいからだ。少なくとも、相手を納得させられるだけの理屈がなければ白い目で見られるだけだ。

一方、非常識な思考というのは、利が大きい。人が考えていないことを考え、そこに理屈を付けることで「新しいアイデア」になるからだ。

ともあれ、行動でも思考でも、独自の理屈・理論は絶対に必要なわけだ。そして、理論を考えるためには「本質」を理解していなければいけない。どんなものでも。理屈がなければ単に「変わったもの」にしかならない。

「本質」にこそ独創性が必要なのであり、そこか、本当の「新しさ」が生まれるのである。


『常識にとらわれない100の講義』 まとめ

森博嗣のビジネス書・自己啓発本『常識にとらわれない100の講義』の感想・内容・要約・特徴・名言_だいわ文庫

ということで今回は、森博嗣さんの『常識にとらわれない100の講義』の書評をお届けしてきました。

他にはない斬新な部分が多い一冊。気になる方はぜひ読んでみてください! きっと新しい発見や気づきに出会えること間違いなしですよ!

『常識にとらわれない100の講義』 作品概要

【著者】
森博嗣

【作品ジャンル】
ビジネス本・自己啓発本

【出版】
大和書房(だいわ文庫)

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